美容外科とは?
美容外科とは形成外科の一種です。体の異常な疾患を扱う形成外科に対し、美容外科は体の正常な状態に施術を行います。
美しくなること・容姿を整えることを目的に、メスや医療機器を用いて手術を行うのが美容外科というわけです。
美容外科は病気の治療ではないため、健康保険の適用は受けられません。
また、美容医療を行う機関を「美容クリニック」と呼ぶ場合があります。
美容クリニックには、美容外科の他に「美容皮膚科」が含まれています。美容皮膚科は、メスを使わずに治療を行います。
主に、レーザー照射や薬剤の塗布によって、肌を美しい状態に導くことを目的としている美容機関です。
美容外科ではどんなことができるの?
美容外科ではあらゆる美容整形手術が可能です。
顔の形を整える整形手術や、体の価値を整える脂肪吸引、豊胸手術だけではありません。
顔のシワやシミを改善するアンチエイジングや、脱毛・ワキガの手術など、多岐にわたります。
美容整形でできる手術
- 顔を整える(二重・涙袋・鼻・口・輪郭・顎の手術・小顔矯正)
- 体を整える(脂肪吸引・痩身治療・豊胸手術)
- 美肌治療(肌のキメ・ハリ・美白・毛穴・ニキビの改善)
- アンチエイジング(シミ・シワ・タルミ・クマの改善)
- 脱毛・育毛(レーザー脱毛、頭髪育毛)
- その他の治療(ほくろ・イボ・ワキガ・刺青除去など)
メスを使用せず、ダウンタイムも無い整形手術で有名なのは小顔注射です。
小顔のいろはでは手軽に受けられる小顔メニューとオススメのクリニックを一覧にしているので、参考にしてください。
人気の美容整形
日本美容学会(JSAPS)が調査した国内の美容整形ランキングをご紹介します。
(出典:https://www.jsaps.com/jsaps_explore.html)
メスや医療用の糸を使用する施術
メスを使用しない施術
調査によると、国内では一年間に約28万件の美容整形の施術が行われており、その4割が二重整形であるという結果でした。
二重整形手術は「埋没法」と「切開法」の2種類があり、メスを使わず糸でまぶたの裏側を留め二重を作る、埋没法が圧倒的に人気のようです。
鼻は、顔全体のバランスをよくするために大切なパーツです。そんな鼻のヒアルロン酸注射は費用が安く手軽なため、大人気の手術となっています。
しかしながら、ヒアルロン酸はやがて体内に吸収されるため、永久的な効果は得られません。
効果を持続させるためには1年に1回ほどヒアルロン酸を注入し続ける必要があり、同じ人が複数回施術を受けることも、ランキング上位の理由となっています。
この調査結果にある施術の他に、「涙袋形成」が人気です。
涙袋は別名「ホルモンタンク」や「フェロモンタンク」と呼ばれ、涙袋があると目が大きい印象になり、可愛らしい顔になることができます。
芸能人でいうと、佐々木希さんや大島優子さんのような目元です。
大手クリニックの人気施術ランキングでは、二重整形と鼻のヒアルロン酸注射に次いで、第3位でした。
近年の美しさの条件に、「小顔であること」がよく挙げられています。
確かに、芸能人やモデルは小顔だらけで、一般人と並ぶと一回り以上違って見えることもありますよね。
顔が大きいと、スタイルが悪く見えてしまったり、顔のパーツが小さく見えてしまったり、似合う髪型が限定されてしまうなど、悩みの種になってしまいます。
そんな悩みを即解決できる小顔整形は、今人気の手術になっています。
小顔整形の種類
- ボトックス(ボツリヌス)注入
- 輪郭注射
- 脂肪溶解注射
- 脂肪吸引
- 顔面輪郭形成手術(顎顔面手術)
小顔整形は、筋肉を減少させる薬剤や脂肪の代謝を促す薬剤、吸引による脂肪の除去によって顔を小さくする手術と、顔の骨を切り輪郭を整える形成手術があります。
ボトックス注入は、時間の経過と共にもとに戻ってしまいますが、繰り返し注入することにより、戻りにくくなります。
脂肪溶解注射や脂肪吸引は、基本的に脂肪が元に戻ることはありません。
顔の骨の形を変えたい、という人が受ける顔面輪郭整形手術では、エラの骨を切り取り、輪郭自体を小さくします。
根本的に顔を小さくできるメリットがありますが、ダウンタイムは少なくとも1ヶ月以上かかり、場合によってはかみ合わせや滑舌が悪くなったりするデメリットもあります。
まとめ
いかがでしたか?美容外科では、美容に関する施術が何から何まで受けられます。
容姿のコンプレックスを解消することで、明るい気持ちで毎日を過ごせたら、とても素晴らしい事です。
しかしながら、美容整形にはリスクやデメリットがあるため、クリニックでの説明をきちんと理解して、納得したうえで手術を行いましょう。