エステ脱毛と医療脱毛は何が違うの?
エステ脱毛と医療脱毛は、脱毛のために照射する光線が全く違います。
エステ脱毛は出力の弱い光を照射し、医療脱毛は強力なレーザーを照射して、毛根にアプローチするのです。
それぞれの特徴を、詳しく見ていきましょう!
エステ脱毛
エステ脱毛の仕組み
エステ脱毛は、「光脱毛」、「フラッシュ脱毛」とよばれ、弱い出力の光を広範囲で照射し、毛の発毛を抑制します。
施術後、毛は抜け落ちますが、しだいに生えてきます。
しかし、ダメージを与えられた毛根の再生力は弱まり、徐々に毛が薄くなって生えなくなっていきます。
エステは医師が不在なため、医療行為にならない程度の、弱い出力での施術が行われます。
メリット
- 低価格でスタートできる
- 痛みが少ない
- 機器によっては美肌効果を得られることがある
デメリット
- 永久的な効果は得られない
- 効果を感じるまで長期間かかる(3年~5年)
- 施術後のアフターケアがないところが多い
リスク
エステ脱毛には、以下のようなリスクがあります。
- 痛み
- 腫れ
- 炎症
- 発疹
医療脱毛
医療脱毛の仕組み
医療脱毛は、医師による指導・管理の元、施術が行われています。
黒い色にだけ反応する強力なレーザーを肌に照射し、根本から毛根内部の毛乳頭を破壊します。
このような毛乳頭を破壊する行為は医療行為であり、医療機器でしか施術を行うことができません。
医療脱毛では、医師による診察をしてから施術を行います。
使用される脱毛器
蓄熱式ダイオードレーザー |
---|
ショット式ダイオードレーザー |
アレキサンドライトレーザー |
ヤグ(YAG)レーザー |
他のレーザーよりも黒い色に反応しづらいため、日焼けした肌や黒い肌にも比較的効果的です。 |
他のレーザーよりも黒い色に反応しやすく、脱毛効果を感じやすいレーザーです。特に太く濃い毛に高い効果を発揮します。 |
狭い範囲に強力なレーザーを照射でき、手足の甲や指に使用されています。皮膚へのダメージを押さえつつ、狭い部位に効果的な施術を行うことができます。 |
毛根ではなく、毛根細胞に栄養を送るバジル領域を破壊します。肌を温めながらゆっくりとアプローチするため、痛みや肌への負担がとても少ないのが特徴です。 |
メリット
- 永久脱毛ができる
- 短期間で脱毛できる(8ヵ月~2年)
- 医師の診察によるアフターケアがある
デメリット
- 費用が高い
- 照射範囲が狭いため、施術に時間がかかる
- 施術中に痛みを強く感じる
- 薄い毛には効果が表れづらい
リスク
医療脱毛には、以下のような症状がでる可能性があります。
- やけど
- 腫れ
- 毛嚢炎(毛穴に菌が入り炎症が起こること)
- 硬毛化(毛が太くなる症状)
- 発疹
まとめ
一口に脱毛といっても、エステ脱毛と医療脱毛では、その仕組みは全く異なります。
費用を安く、痛みを押さえて脱毛を行いたいなら、エステ脱毛がお勧めです。
費用よりも、永久的な効果と短期間での脱毛を望むのであれば、医療脱毛を選択しましょう。
クリニックによっても、脱毛効果に差がでることがあるため、カウンセリングを受け、しっかりと内容を理解してから施術を受けましょう。